会社概要
私たちは、明治以来の古い歴史とともに愛情を込め、情熱をかけて皆様に深い味わいを届けてまいりました。
鹿児島では数少ない、諸味(もろみ)から製品までを一貫生産する醸造技術は明治20年創業のマルエダ醤油と明治40年創業のヤママタ醤油から受け継がれてきたものです。
この技術は百年もの間、鹿児島の風土に育まれ、人の心や忍耐、愛情によって培われてきたものです。
これまで以上の技術や開発力を百年という重みの中で再発見し、皆様に「健康と深い味わい、質の高い食」をこれからもお届けしつづけていきたいと思っています。
会社概要 | |
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名 称 | キンコー醤油株式会社 |
本 社 | 鹿児島市南栄3丁目13番地 |
資 本 金 | 6,000万円 |
工 場 敷 地 | 16,480m2 |
建物面積 | |
本社事務所 | 474m2 |
本 社 工 場 | 5,450m2 |
生産状況 | |
生 産 品 目 | 醤油・味噌・ソース・酢・めんつゆ・酢みそ・豚味噌・つゆ類・タレ類・ミニパック・その他加工食品 |
販 路 | 鹿児島・九州・京阪神・東海・関東・東北 |
工 場 設 備 | 自動製麹装置・醤油諸味熟成室・自動洗瓶機・自動瓶詰機・ミニパッカー・充填シール機・ニーダー |
沿 革 | |
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明治20年5月 | 枝元醸造株式会社マルエダ醤油創業 |
明治40年3月 | 合名会社占部商店ヤママタ醤油創業 |
昭和46年7月 | 両社出資キンコー醤油株式会社設立 |
昭和47年6月 | 新工場竣工操業開始 |
キンコー醤油のこれまでの歩み
キンコー醤油は、2つの醸造メーカーが合併してできた会社です。
マルエダ醤油(枝元醸造株式会社)とヤママタ醤油(合名会社占部商店)の2つの会社が意気投合し、昭和46年7月に現在の南栄町にキンコー醤油を設立しました。
マルエダ醤油は現在の山下町にあり、山下小学校の近くにありました。創業は明治20年(1887年)と古く、この頃はまだ醤油・味噌を手作りする家庭が多かったです。マルエダ醤油の工場にそびえ立つ煉瓦造りの煙突は近所のシンボルとして親しまれ、小説にも描かれることもありました。
もう一つの醸造メーカーであるヤママタ醤油は、春日町にある柳町交差点に醤油工場、現新栄町に味噌工場を構えていました。当時は「ハカタ屋」の屋号を掲げ、醤油は「ヤママタ」、味噌は「おはら味噌」のブランド名で製造・販売しておりました。(「おはら味噌」の名前は「おはら節」が由来とされています。)
日本が高度経済成長期に突入した頃、谷山の埋立地構想が県から発表されたことを機に、マルエダ醤油とヤママタ醤油が更なる発展を目指して現在の南栄町に会社を設立しました。
この時、新しい社名を公募し「錦江湾を望む醤油会社」ということから「キンコー醤油株式会社」と名付けられました。
100年前から変わらない「もろみ」からの醤油造り
キンコー醤油では全国でも数少ない「もろみ」からの醤油造りを行っております。
大豆と小麦と塩水を使って「もろみ」を仕込み、もろみ蔵で1年以上かけてじっくり発酵・熟成させます。この時、人工的に温度管理をせず、自然の気候に任せて醸造します。
時代に合わせた加工商品の開発
キンコー醤油は醤油・味噌だけでなく、「めんつゆ」や「黒豚みそ」などの加工食品の製造・販売にも力を入れております。時代の変化とともに食生活が変化し、醤油・味噌の消費量も落ちています。そんな中でカタチを変えて多くの方に醤油・味噌を食べてもらいたいという思いのもと、加工食品の開発に日々試行錯誤しております。