昔、焼酎の肴に味噌をなめていました。

味噌なめて 晩飲む焼酎に毒はなし 煤け嬶(すすけかかあ)に 酌をさせつつ 

この歌は「味噌なめの碑」に刻まれている狂歌で、鹿児島県出水市に開墾記念に建てられたものです。
「たとえ立派な肴は無くても、味噌を舐めながら、愛する奥さんにお酌をしてもらって飲む焼酎は何ものにも代え難く、疲れた体を癒してくれる。」と、ユーモアを交えながら詠んでいます。
昔、焼酎の肴に味噌を舐めていた背景がうかがえます。

もともと、『豚みそ』は奄美大島でなりみそ(※)を使って作られていました。
それが、鹿児島にも渡り、郷土料理となったようです。

 

※なりみそ …ソテツの実(なり)を使った甘い茶請け味噌のこと。食料不足の時には、主食として奄美大島ではソテツが食べられていました。キンコー醤油では、豚みそ・ピーナッツ味噌・とんこつ料理用の、米を原料とした茶請け味噌を 作っています。

 

美味しさの秘密です。

 独自の製法 鹿児島黒豚と自社製の麦味噌を使い、独自の製法で作られています。 
 

黒豚肉は、歯切れがよく美味しく食べられるように、仕入先に依頼して、大きさ・厚さを特別にスライス。

また、県外の方のお口にも合うように、甘さをやや控えめにしてあります。

 こだわり 
 大切に扱っています。 黒豚みそは防腐剤を使用していませんので、熱充填して日持ちをさせてあります。乱暴に扱って、キャップが緩んだり傷ついたりして中に少しでも空気が入ると、カビが生えてしまうことがあります。
だから、心を込めて、1つ1つ大切に扱っています。